「コミックチャージ」創刊号

 角川から新創刊された青年誌。「モーニング」に近い読者層を狙っているのだと思われますが、連載陣が地味目の印象。
 角川らしいという印象がなくて、何も知らない人に「モーニング」の別冊と言って渡しても違和感無く読まれそうであります。

 創刊号で角川のお客を引き込もうという意図か、貞本義行が「アルカイック」という短編を書いておりますが、これも今号きりの読み切りだしなあ。タイトルと、開始5ページでだいたいどういう話になるか結末が分かってしまうのはちとどうか、と思ったり。

 今のところ、角川らしいウリがどうも見えないのですが、どういう戦略をとっていくか注目。
 半年後に読んだら萌え作家が席巻している、とか無い話ではないと言い切れないのが角川の恐ろしさで。