2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

作:武論尊 画:池上遼一『覇−LORD−』8巻

全く先が読めない、今最も狂っている三国志漫画第8巻。 ついに献帝を擁した董卓。袁紹を盟主として結成される反董卓連合。そして天下無双の猛将呂布。 と、我々が良っく知っている筋立てなのですが――明らかにおかしい。我々の想像を超えた展開てんこ盛り。 …

藤田和日郎『邪眼は月輪に飛ぶ』

邪眼は月輪に飛ぶ (ビッグコミックス)作者: 藤田和日郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/04/27メディア: コミック購入: 10人 クリック: 105回この商品を含むブログ (234件) を見る その目に見られたものは全て死ぬという「邪眼」のフクロウ。 対するは13…

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』3巻

デトロイト・メタル・シティ 3 (ジェッツコミックス)作者: 若杉公徳出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2007/04/27メディア: コミック購入: 6人 クリック: 35回この商品を含むブログ (333件) を見る 3巻になっても益々さえ渡るクラウザーさん節。 2巻で死闘を演…

勇人『はなまる幼稚園』1巻

はなまる幼稚園 1 (ヤングガンガンコミックス)作者: 勇人出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2007/04/25メディア: コミック購入: 1人 クリック: 110回この商品を含むブログ (117件) を見る 「つっちー」こと幼稚園の土田先生と、その土田先生の…

未影『イチロー!』1巻

イチロー、と言っても野球のすごい人の事ではなく。 話は大学受験失敗から始まるのです。イチロー即ち一浪。 女の子ゆるゆるとした浪人生ライフを描いた4コマ漫画であります。 「まんがタイムきららMAX」「まんがタイムきららキャラット」連載。 しっかり者…

カラスヤサトシ『カラスヤサトシ』2巻

平日の昼間、一人でガシャポンの仮面ライダーを戦わせる三十男。 そんな作者による超個人的経験をつづる4コマ漫画、第2巻。「アフタヌーン」連載中。 いやー、相変わらず何とも味のある面白さであります。 描かれているのは、作者の個人的な体験や、身の回り…

トニーたけざき『トニーたけざきのガンダム漫画?』

三分の二くらいがカラー掲載という贅沢な仕様のトニーたけざきのガンダム漫画第2弾。 って、のっけから素晴らしい反則ワザだ! ガンプラ用いての馬鹿漫画の数々。 ジオラマの生み出す臨場感と、全く正反対の方向を向いた下らない(賛辞)ネタが生み出す化学…

伊藤静『福助』1巻

祖母を喪い天涯孤独の身となった千晶が遺品整理で見つけた「福助」と書かれた木箱。その箱を開けると小さな男の子が現れた。福を他者に与え、代わりに年を取っていく福助と千晶のささやかで温かい日々が過ぎて行くが、やがてその福助の力を狙う暗い影が射し…

伯林『ふぁにぃみゅうじあむ』1巻

怪しい品物ばかりを集めた「川口博物館」で、時価300億円という古代ムー大陸の壺を割ってしまい、借金返済のために働く事になった少女・田中由佳(貧乳)。次から次へと妙なモノが運び込まれてきて由佳の受難の日々が幕を開けるのでありました―― 『しゅーま…

作:木尾士目 画:小梅けいと『くじびき・アンバランス』1巻

「げんしけん」からのスピンオフ作品が、ライアーソフトの18禁ゲーム『サフィズムの舷窓』『CANNONBALL』のキャラデザや、成人コミック『花粉症所注意報』の小梅けいとによってコミカライズ。 くじびきこそが全てという立橋院学園。政治すらも左右するその生…

万城目学『鹿男あをによし』

神経衰弱気味ではないかと指摘され、気分転換を兼ねて大学院の研究室から二学期限定という約束で奈良の女子校にトばされた主人公。 初日から生徒達に手を焼き、項垂れる彼の前に現れた人語を操る鹿から「運び番」に選ばれたと告げられるのであった。 そして…

佐原ミズ『マイガール』1巻

5年前に別れた恋人・陽子を未だに忘れられない笠間正宗、23歳。 ある日突然その恋人の死を報され、その葬儀の席で彼女には子供がいたことを告げられる。しかもその子は恋人が内緒で育てていた正宗の子だという。 そして正宗とその娘・コハルは出会い、二人の…

高橋慶太郎『ヨルムンガンド』2巻

両親や友人を殺した武器を激しく憎む少年兵のヨナと、私設部隊の一員として彼を迎え入れた武器商人の少女・ココ。戦火の臭いを嗅ぎつけて世界を渡り歩く彼らの旅を描く。 銃撃を音楽になぞらえる殺し屋コンビ「オーケストラ」との戦いをメインに描くこの2巻…

黒井みめい『キミキス 〜lyrical contact〜』

「ガンガンパワード」連載の「キミキス」コミカライズ作品。 ゲームのメインヒロインである星野結美のストーリーをメインに展開。 「ヤングアニマル」連載の東雲太郎版「キミキス」がエロスを前面に押し出し、元のゲームが持っていた展開のダイナミズムとい…

原作:吉野弘幸 漫画:佐藤健悦『聖痕のクェイサー』2巻

学園に秘められたイコンの謎を巡り戦う「クェイサー」達。元素を操る彼らの力の鍵は「聖乳」。おっぱいを吸って強くなるのであります。 というわけで、異能力バトル授乳漫画第2巻。 この2巻から新キャラ「赤銅の人形遣い」カーチャが本格的に活躍。見た目は…

山口貴由『覚悟のススメ』2巻

第20話から40話、チャンピオンコミックス版の3話中盤から5巻中盤までに相当する戦術鬼・恵魅、忠義の戦鬼ライ、卑怯千万の血髑郎との戦いを収めた愛蔵版第2巻。 表紙は散様と強化外骨格・霞。 うむむ、やはり何度読んでもこの「熱さ」には素晴らしいものがあ…

「チャンピオンRED」07年6月号

いやー、本当にこんだけ濃くて狂っている(讃辞)作品が詰め込まれた雑誌は他にないよなあ、と毎号強く思わされるRED。 お色気率も高いのですが、どれもこれも変態性を帯びているのがまた素晴らしい。■山口貴由「シグルイ」 凄まじいまでの殺戮劇を繰り広げ…

作画:蔵王大志 原作:影木栄貴『春夏秋冬』

「百合姉妹」「コミック百合姫」に掲載された作品を収めた単行本。読みは「しゅんかしゅうとう」ではなく「はるなつあきふゆ」。 聖テレジア女学院を舞台に、はるかとあきほ、夏姫と冬華の二組の少女同士のカップルの恋愛模様を交差させて描く。 クールなメ…

冬目景『イエスタデイをうたって』5巻 初回限定版

発売日は19日ですが、限定版はマルチメディア扱い商品で搬入発売OKのため本日購入。 4巻の発売からもう3年近く経っているので内容を忘れ気味です。 シナ子にアタックをかけたものの「友達」の関係でストップをかけられてしまったまま微妙な関係が続いている…

古賀亮一『新ゲノム2』

変態ロボのパクマンさんと、おっとりエルフのエルエルさん。この二人が毎回「虫」をテーマにドタバタ繰り広げるギャグマンガ。毎回エルエルさんが無理矢理着せられる虫スーツが華やかだったり、キモ楽しい虫の皆さんとパクマンさんのカオスな掛け合いが楽し…

森見登美彦『【新釈】走れメロス 他四篇』

「山月記」「藪の中」「走れメロス」「桜の森の満開の下」「百物語」を題材にした短編集。 日本人なら一度は読んだことがあるであろうこれらの物語を、基本の筋はそのままに、京の町を舞台にして、森見登美彦らしいユーモア溢れる話に仕立てております。 そ…

「コミックビーム」07年5月号

今月の付録は森薫ラフスケッチを納めた小冊子。 エマ関係以外にも色々納められてます。「気の強そうなブレザー女子」とか最高だ!森薫「エマ 番外編」 ウィリアムとハキムの出会い。まだ幼い二人がテニスを通じて、言葉の壁を越えて仲良しになっていく様を描…

たなかのか『タビと道づれ』1巻

同じ夏の一日を繰り返す街「緒道」。坂と海に囲まれ風光明媚だけれども、不思議な力で路地が封鎖されて、先に進むことも、街の外に出ることもできない「閉じた」街。 幼い頃の友達「航ちゃん」との想い出を求めてその街にやってきた少女・タビの出会いと成長…

光永康則『怪物王女』4巻

「王族」の一人を捕らえて、その血を自らの快楽に用いる吸血鬼・キニスキー公との戦いや、存在しない村「赤錆村」を巡る事件、キニスキーとの戦いで吸血鬼社会を逐われることとなった令裡、夢の世界での戦いなどを納めた4巻。 お互いに反発しながらも、なん…

原作:高橋葉介 漫画:近藤豪志『私は加護女』1巻

「週刊少年チャンピオン」連載。 謎のお手伝いさん少女・加護女が、妖怪の類から子供を守っていく、というお話。 加護女さんは契約制のお手伝いさんなので、毎回お守りをする家が異なりますが、雇われた家の者以外には干渉しない(できない)という案外ビジ…

原作:大西祥平 漫画:中里宣『涅槃姫みどろ』6巻

「厄いわ」の言葉とともに、業の深い人に涅槃流裁きを下してきたみどろさんの物語も、この6巻で完結。 相変わらず素晴らしいみどろさんの裁き。容赦が無いのに、どうにも笑えてしまう絶妙のバランス。 やられっぱなしだったライバルのラーフラとみどろさんの…

原作:河田雄志 作画:行徒『学園革命伝ミツルギ』3巻

少子化に伴って高校統廃合の進む中、生き残りを賭けて学園の改革に挑む、波亜怒雲(ぱーどぅん)高校生徒会の面々。この漫画は彼らの青春の記録である――。 というわけで、今まで取り上げてこなかったので3巻発売を期に紹介を。 表紙でも謳っておりますが「こ…

桜玉吉『御緩漫玉日記』3巻

御緩、とタイトルに付けたにも関わらず、内容は色々と大変なことになっていたこのシリーズも完結。そして表紙のアゴル大場さんのインパクトの強さは異常。 それにしても、最終話を見るに、玉さんは本当に大変な状況だったのだなあ。 そんな中、ギリギリの線…

竹山祐右『皇龍飯店』

己の武術を極めるため「北方武人」と呼ばれる達人のもとを訪れ、勝負を挑んだ少女・浬芍凛。しかしその男は飯屋の店主となっており、次々と現れる挑戦者をあしらっているうちに、いつの間にやら彼女は店の看板娘に―― といった感じでWebコミック「MAGNA」に連…