冬目景『イエスタデイをうたって』5巻 初回限定版

 発売日は19日ですが、限定版はマルチメディア扱い商品で搬入発売OKのため本日購入。
 4巻の発売からもう3年近く経っているので内容を忘れ気味です。

 シナ子にアタックをかけたものの「友達」の関係でストップをかけられてしまったまま微妙な関係が続いているリクオ

 年下の幼なじみという関係から抜け出し、一人の男として自分をシナ子に認めて貰いたい、という浪。

 それら二人に申し訳ないと思いつつ、その心地よい関係が壊れるのを恐れ、昔の想い人(浪の兄・故人)を忘れられないでいるシナ子。

 そして、健気かつ前向きにリクオにアタックしているハル。

 4巻ではハルやリクオにちょっかいをかけるキャラクターが登場、それぞれの人間関係を刺激して退場していきましたが、5巻ではハル、リクオ、シナ子、浪らのメインキャラ達の物語に戻り、それぞれの想いが微妙に変化しての第二幕スタート、といった感じであります。

 浪の猛追と覚悟に対して戸惑いを覚えるシナ子。友達として信頼するリクオに相談を持ちかけるが、そのリクオの事も自分でどう思っているか判断が付かない。

 一方、リクオリクオでそのシナ子の誘いを断ってしまい、その原因がハルの存在なのではないかと思ったりもするという。
 ちょっといい歳した者達の青春戸惑いドラマが展開されております。

 シナ子もリクオも浪も思い悩んでしまうタイプの中、明るくて行動的なハルの存在がますます輝いて見えてきます。

 あと、ハルが働く喫茶店のママの過去にちょこっと触れる話がありますが、いや、ママさん、あんたなんでそんなに可愛いのですか、という。

 ちなみに、限定版と通常版は表紙と扉絵が違っているとのこと。限定版の表紙はメイド服姿でカウンターに座っているのハル。通常版は明日買って確かめます。
 あと、ハルちゃんフィギュアのアレは白かったです。ハイ。 

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冬目 景

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