原作:河田雄志 作画:行徒『学園革命伝ミツルギ』3巻

少子化に伴って高校統廃合の進む中、生き残りを賭けて学園の改革に挑む、波亜怒雲（ぱーどぅん）高校生徒会の面々。この漫画は彼らの青春の記録である――。

　というわけで、今まで取り上げてこなかったので3巻発売を期に紹介を。
　表紙でも謳っておりますが「このマンガはすんごい」第一位、おめでとう！
　……ん？　「すんごい」？

　そんな感じで。
　超異色の新キャラ「オッパイー君」も登場し、ますます混沌の度合いを深める第三巻。いや、オッパイー君はキャラクターですらありませんでした。インパクト絶大ですけど。

　線の細かい流麗な絵柄と、その絵柄とは正反対のギャグを繰り出すギャップが相変わらずステキ。
　人の話を聞かない生徒会の面々の、コミュニケーションの成立を放棄した明後日の方向へのボケと、くどいくらいのツッコミが実に愉快。

　絵柄からはこの馬鹿らしさを想像しにくいと思いますが、この絵柄でこんなネタをやっていることが実に素晴らしい。なかなか伝わり辛いので是非一度手にとって読んでいただきたいなあ、と思います。

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む、まだ3巻が登録されていない……。