原作:高橋葉介 漫画:近藤豪志『私は加護女』1巻
「週刊少年チャンピオン」連載。
謎のお手伝いさん少女・加護女が、妖怪の類から子供を守っていく、というお話。
加護女さんは契約制のお手伝いさんなので、毎回お守りをする家が異なりますが、雇われた家の者以外には干渉しない(できない)という案外ビジネスライク。
雇われた家の子以外がみんなバスの転落事故で死んでしまって、その霊が「なんでお前だけ生き残るんだ」こぞってやって来た際に「みんな貴方と遊びたいだけなんですよ」と言う展開にしてしまう加護女さん。亡者と一緒に撮った記念写真がその子の宝物というオチも、本当に?! 感があって素晴らしい。
泣きぼくろがチャームポイントの加護女さんはなかなか艶っぽい。バスガイドの格好をしたり、メイドの格好をしたり、ナース服を着たりとコスプレもあって華やかであります。
高橋葉介曰く「家政婦は見た」設定の和風魔女っ子モノ、とのことですが、なるほど、微妙な脱力具合とお茶目っぷりはそのせいなのか、と納得。チョイ役の妖怪に「イナバウアー:のけぞった格好でどこまでも追ってくる」「ニートマン:なにもしない」とかの解説があって、馬鹿らしくて笑ってしまいました。
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