2006年コミック私的ベスト10
前回の更新から大分間が空いて、新年初更新となります
新刊買うのを待っていると9日まで一切更新無し、とかになってしまうので、取り敢えず更新しておきます。
というわけで、去年発売されたコミックの私的ベスト10
などを。
10位:武梨えり『かんなぎ』
非日常なのに日常系。食卓のシーンとか背後で淡々と進行しているギャグのセンスとか素晴らしいなあ、と思うのです。
9位:土山しげる『喰いしん坊!』
話題になったのは一昨年だったのですが、私が読み始めたのは今年になってからのもので。邪道喰いはやめろーーーっ!
8位:kashimir『百合星人ナオコサン』
『○本の住人』とどっちにしようか迷いましたが、よりカオス度の高いこちらを。読み返してもやっぱり弟さんがナチュラルに変態だった。
7位:大石まさる『水惑星年代記』
世界を共通にしたSFチックな小気味よい連作集。
そして大石まさるの描く女性の何ともまあエロティックなこと。
6位:入江亜紀『群青学舎』
毎回、舞台もネタも変えて語られるショートストーリー。
読むたびに本当に巧いなあ、と唸らされます。
5位:石黒正数『それでも町は廻っている』
歩鳥のアホの子っぷりと可愛さは異常。
4位:池上遼一/武論尊『覇 −LORD−』
間違いなく三国志漫画史上最狂の作品。
読む者の三国志観を烈しく揺さぶる怪作。
3位:佐藤大輔/伊藤悠『皇国の守護者』 戦争の浪漫・ヒロイズムてんこ盛り。新城大尉の表情もいちいち素晴らしい。
2位:山田芳裕『へうげもの』
古田織部の数寄者っぷり、キャラクターの弾けっぷり、顔芸、織部の擬音を用いた芸術表現、歴史事実の大胆なアレンジなどどこを取っても素晴らしい。
1位:山口貴由『シグルイ』
もう説明不要でしょう。息つく間もない見せ場の連続。山口先生は一体どこまで高みに登るのでしょうか。
というわけで、こんな感じです。
新規に一巻から読み始めた作品が少なめだったような気がします。
さて、今年はどんな漫画が読めるでしょうか。楽しみ楽しみ。