「コミックリュウ」2007年3月号

 石黒正数ネムルバカ」が第2話目掲載。何でもない大学生のセンパイとコウハイの日常を描いているだけなのに、この面白さは一体どうしたことか。
それ町」もそうですが、この人はこういうの上手いなあ。

「ルー=ガルー」。事件を追って記者達が校内に入り込んで、被害者でもある矢部さんの秘密を嗅ぎつける、という。原作を読んだはずなのに細部をすっかり忘れているなあ、自分。登場する多彩な女の子達もキャラ立ちしてて実に上手くコミカライズ去れている印象。

永井朋裕「サテンdeヒナカ」戦隊ヒーローの紅一点がメンバーと二股かけていて戦隊がメタメタになるのを、ヒーローを支える喫茶店の店主ひなかが取り持とうとする――という話。お色気・ギャグありで読んでて楽しい。しかしまあ、強引に良い話でシメなくても良いんではないかなあ、とか思った。

 「リュウ」は全体的にレベル高めの作品が揃っていると思いますが「看板作品って何?」と聞かれると困ってしまうという、地味目の印象が拭えません。
 いや、面白いんですけど。