原作:横山光輝 脚本:今川泰宏 漫画:戸田泰成『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』1巻
あの今川版「ジャイアントロボ」が戸田泰成の手によって新生!
というわけで、今川節だけでも濃いというのに、戸田節まで投入されてもの凄い濃い作品に。
エピソード的にはOVA「地球が静止する日」の前になるのでしょうが、組織の名前や人物設定が若干違っていたり、世界設定そのものが異なっていたりするので、「静止する日」とはまた別のパラレルな話と見るべきでしょう。
1巻全編これ彼の見せ場、実はもの凄い特殊能力を所持していた「幻惑のセルバンテス」
ダンディなおじさまから妙な迫力に満ちたおじさまになった「衝撃のアルベルト」
もの凄い悪役面で悪役っぽい台詞を放つ、饒舌な「静かなる中条」
まるで人が入っているみたいな濃い面構えのロボ。
OVAでは姿を見せなかった者もいた九大天王が早くも全員登場! そしていきなり全員死亡! の展開などなど、全編にわたってもの凄いインパクトの連続。
きら星の如き濃いキャラ達が繰り広げる大活劇。そう、まさに「活劇」の名がふさわしい大エンタテイメント。
ケレン味に於いては右に出る者のない今川脚本と、それに十二分に応えている戸田泰成の作画。いやぁ、濃すぎるほどに濃い。しかし、これで面白くならない筈がないですな。
ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日 1 (1) 横山 光輝 今川 泰宏 戸田 泰成 秋田書店 2007-03-20 売り上げランキング : 181 Amazonで詳しく見る by G-Tools |