黒柾志西『鬼ごっこ』2巻
妖怪達を滅する「継ぐ者」の力を持った少女・頼子。
人間嫌いの鬼の少女・綺燐と、その兄である虚颯。
「異形の者」達との戦いの中で変調を来して妖怪達の里へ帰った虚颯を追い、頼子も里へ向かうが―――。
妖怪の里で出会うひとクセある妖怪達と、そこで語られる虚颯と綺燐の過去と頼子との出会い。
と、ストーリーはひとまず措いて。
スク水、とりわけ白スク水の求道者たる黒柾志西の本領発揮の第二巻。
のっけからスク水まみれであります。
ノーマルスク水の頼子(巨乳)と、白スク水の綺燐(貧乳)。
この二人がむやみにつかみ合いをして伸びるスク水。
そして戦いの中で胸元が、おしりが破れるスク水。
まさに紺と白のエクスタシー。
あと、畳の部屋でスク水を着たまま二人がお茶を飲んでいる絵面はちょっとスゴいです。
どうあってもスク水を描く! という黒柾先生の愛がびしびしと伝わってまいります。
スク水編(?)の後も頼子がノーパンだったり、そのノーパン頼子の尻子玉を抜こうとする河童女の幸江さんがいたり、お手洗いで妖怪の偉い人・綾姫様を覗いてしまったり、幼い頃の頼子のお漏らしシーンが在ったりと、「ロマン」が満載です。
しかしまあ、そういったエロ要素を抜きにしても黒柾志西の触れたら壊れてしまいそうな繊細な線で描かれた女の子達は実にいいのです。
クール系キャラの綺燐ですが、兄さんラブで虚颯の前では無防備な甘えた素顔を出したり、いじましく彼の気を惹こうとする姿は大変に可愛らしく、また、頼子の肉体にコンプレックスを感じたり、肥溜めに落ちた哀しい過去を持つといったキャラクターの「隙」も魅力的。
いやー、それにしてもこのスク水はすごいなー。
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