「サンデーGX」07年8月号
島本和彦「新吼えろペン」
富士鷹ジュビロが久々に登場。テーマは「広げた風呂敷のたたみ方」について。
流れ星超一郎の
「最終回でコケるのが!! 名作の条件なんだよ!!!」
とかすごい言葉も飛び出しますが、なかなか考えさせられる話であります。最初から畳む事を放棄して、とにかく広げるだけ話を広げて読者を楽しませるのか、広げたものをきちんと畳んで物語としての完成度を高めるのか。しかし風呂敷を広げられずにはいられない業。
それにしても富士鷹ジュビロ登場の回は面白さが跳ね上がるなあ。
やまむらはじめ「神様ドォルズ」
「宇輪筒」という案山子を操り、阿幾に対してちと乱暴な勧誘をする勾司朗。
一方、詩緒と日々乃は訓練で汚れてしまった玖吼理の掃除中。シャワーで塗れちゃって二人で入浴というサービスが。
それにしても詩緒はかわいいなあ。
高橋慶太郎「ヨルムンガンド」
中国系企業の裏ネタに食いついて、再び登場のスケアクロウ。しかし――
蹴り上げる前にタイトスカートをまくり上げる秘書のオネーサンがステキ。
そしてココ達の航海を襲う海賊達。軽く退治去れてしまいましたが、ココ一味はチームワークが良く、戦闘描写も大変に楽しげで良いなあ。
広江礼威「BLACK LAGOON」
ロックの信条というか生き方に影響を受け始めているレヴィ。
それにしても、素っ裸で目の前をうろうろしているレヴィに素で接しているとは、ロックも肝がでかくなったものだなあ。それとももうそういうのも当たり前になった関係、という意味なんでしょうか。
榊一郎/原尾由美子「CODE-EX」
体から電磁波を発生するという能力を持ち、その力を使って病人達の治療に当たる少女と、電磁波の出力調整ができず、彼女のもとで修行している少女。
人助けをしている彼女達の能力に探りを入れているの謎の黒服達――
ということで7月からのアニメに関連しての連載。まだ話の導入と言った感じでこれからどう転がっていくのか分かりませんが、相変わらず魅力的な画ですな。
宮下裕樹「正義警官モンジュ」
正義執行プログラムにより暴走したフゲン。モンジュのそれと異なり、リミッターを持たないフゲンは警官である山岸にも襲いかかる。そこに助けに入るモンジュだが――
フゲンはおっかないし、モンジュはカッコイイ。「ここはアタシに任せてお前は先に行け!」状態の理緒サンですが、ああいうキャラなので、ちょっとしたギャグ状態に。
フゲン暴走によって一気に話が展開された感じ。これから一体どうなっていくのか楽しみです。
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