原作:青山広美 作画:山根和俊『GAMBLE FISH』2巻
GAMBLE FISH 2 (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 青山広美,山根和俊
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/09/07
- メディア: コミック
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ギャンブラー・白鷺吐夢VSマジシャン・月夜野由香のブラックジャック勝負。
自在にカードを操る月夜野の前に連敗を重ねる吐夢だが、勝負に対する自信を一切崩さない。
持ち金を全て賭けた最後の勝負にも敗れ、もはや完全敗北かと思われたとき、バッグからチェーンソーを取り出し、「この指を賭ける」と宣言する。
流血のバトル、勝利の女神、いやギャンブルの悪魔はどちらに微笑むのか――!
素晴らしい展開であります。
スッカラカンになって指を賭けると言い出すだけでも高校生にあるまじき度胸ですが、その切断の道具にナイフや刀ではなく、チェーンソーというダイナミックなものを持ち出すチョイスが素晴らしい。
そのチェーンソーをノリノリで振り回す阿鼻谷先生のはしゃぎっぷりがまたステキ。笑顔もリアクションもいちいち素晴らしすぎます、阿鼻谷先生。
「アビィッ!!!!」
というかけ声とともに躊躇無くチェーンソーを振り下ろす阿鼻谷先生、吹っ飛ぶ指、血まみれになりながらも更に指二本を賭けてギャンブル続行を宣言する吐夢。
鬼気迫る展開であります。何やってるんだ高校生。間違えました中学生(9/10訂正)。
そんなツッコミを入れつつも、「勝負」の駆け引きの熱さとキャラのアクの強さでどんどん物語に引き込んでいく力は本当に素晴らしい。
月夜野と吐夢の決着後、吐夢の阿鼻谷に対する挑発後
「いいともッ!!! 貴様の脳ミソが何色かの勝負はどうだッ!!?」(チェーンソーを振りかぶりながら)
「やってみろよハゲ!!!」(
「吐夢ーーッ!!!」(ギャラリー必死)
「お待ちなさいッ!!!」(花効果とともに麗華お嬢様登場)
というスピード感とパワー溢れる展開など心の底から素晴らしいと思います。
1巻の時も面白かったですが、この2巻で急激にいハッタリと勢いが増し、素晴らしくエンターテイメントの度合いが上がっております。
今から3巻の発売が待ち遠しくてなりません。