「サンデーGX」07年12月号

宮下裕樹正義警官モンジュ」第37話 笑劇の神谷的ハクバの王子サマ

 神谷が山岸に対してフラグが立った! 必死に自分の恋愛回路を否定しまくる神谷さんですが、その様子が可愛らしいったらありゃしない。でも、ちょっと素直な姿を見せてみたり。「おんぶ!」とか反則です。しかし、山岸巡査の鈍さは大変なものなのでありました。この辺のお約束もまた楽しかったり。

広江礼威ブラック・ラグーン」#58:EL BAILE DE LA MUERTE PT.15

 狂犬ロベルタ、遂に戦闘開始! 狩る側と狩られる側の壮絶な咬み合い。その戦場にやや遅れて付いたロック達。そこで下されたガルシア坊ちゃんの決断は――。
 さて、誰が死んで誰が生き残るか。ロベルタ編もいよいよクライマックス。

イダタツヒコ「誰かがカッコウと啼く」第14話:終末 その1

 世界が朽ちて滅びていく中、学校で教師としての生き方に静かに満ち足りている作馬。しかし、「変質が始まる」という言葉とともに世界はいよいよ終わりに向けたカウントダウンが始まるのでした。
 カタストロフの前奏とも言えるこの静かな狂気にゾクゾクしますなあ。
 謎の解明と物語のラストが近いか。

高橋慶太郎ヨルムンガンド」第20話:空路

 ココ小隊の空港での一時。舞台のメンバーの個性をコメディを交えて描いていてとても楽しい。ココとメンバー達の掛け合いは息が合っていて絶妙。ラストのヨナのセリフに全員がずっこける様も愉快。
 しかし、来月号には「オーディナリィ±」の前日譚に当たる「オーディナリィ± 梟」が付録小冊子として付くそうですが、いや、それ普通に単行本に収録して下さいよ、と思ってしまうのは私だけでしょうか。