「アフタヌーン」08年1月号
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/24
- メディア: 雑誌
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田丸浩史「ラブやん」第68話:30
表紙まで飾った記念すべき今号の内容は……カズフサ、30歳の誕生日おめでとう! いよいよシャレにならない感じになってきてどうしよう、という感じですが、そんなカズフサに突きつけられる現実の数々。ああ、激痛と共感とが。すごく面白いんだけど、どこか笑いに引きつる部分が。だが、それがいい。
「明日から頑張る」という言葉は私も見習っていこうと思います。
植芝理一「謎の彼女X」第19話:謎のお姉さん
よだれを垂らして寝ている姿を椿君に見られた彼のお姉さん。そんなお姉さんと卜部さんが偶然町中で出会って、お姉さんは過去の恋愛体験を卜部さんに語るのでありました。卜部さんはお姉さんの事が気に入ったようで「あんなお姉さんが欲しいなー」と。その言葉に妄想を逞しくする椿君なのでありました。
お姉さんの過去の恋愛も「よだれ」が繋いだもので、分かる様な、マニアックなような。毎回毎回、トリッキーながらローリング度の高い作品であります。
魚住青時/小林知恵子「トライアルライド」第1話:不幸な新人騎手
新連載の競馬モノ。有力騎手ばかりがレースに出場し、新人は経験さえ積めないという「今の時代」。そんな時代に新人騎手として努力する主人公。しかし、かつての天才騎手である彼の師匠は全く弟子の面倒を見ない無関心な男。そんな男が初めて弟子のために取ってきた乗り鞍はとてもレースなんて出来ないような騎手を振り落とす暴れ馬。オーナーに見切りを付けさせるために敢えて負けろと言わんばかりのこの乗り鞍に、馬を信じて挑む主人公。
寡黙で不器用だが意志の強い主人公の新人騎手の物語、と成っていくのかもしれませんが、非常に食わせ者っぽい師匠のキャラが物語の強いスパイスとなりそう。競馬に詳しく無い自分ですが、引き込まれるように第一話を読み込んでしまいました。