鬼ノ仁『ラブホいこうよ』1巻

ラブホいこうよ 1 (ジェッツコミックス)

ラブホいこうよ 1 (ジェッツコミックス)

 つきあい始めたばかりの彼女にラブホテルへ誘われた主人公。オトナの階段を上るぞ! とドッキドキでしたが、何と彼女の実家がラブホテルを経営していたのでありました――。

 という設定で成年漫画界の巨人が描くラブコメ
 ラブホテルを訪れるお客さんと、その人達が引き起こすトラブルを解決したり、くせ者揃いの彼女の家族と接しているうちに主人公も段々とラブホテルの仕事が好きになってきて、彼女とも良い感じになってきて、でも一線は越えられなくて、のちょっと変わり種の職業モノ+寸止めラブコメといった感じ。

 著者が鬼ノ仁、舞台はラブホテルというとエロエロなものを想像するかもしれませんが、本作はエロ度は低め、どちらかというとお色気レベルで止まっており、寧ろコメディ分が強い印象。
 ちょっと頭のネジがユルい風でもあるおバカさで明るいヒロインと、イジられ役の主人公が楽しく明るくバカバカしく話を展開させてくれます。

 ヒロイン達のホテルでの制服が何故かバニーさんだったりするのですが、そういうサービスも含めてお色気いっぱい、バカいっぱいで何も考えずに楽しく笑って読みたい一作。