久保保久『よんでますよ、アザゼルさん。』1巻
- 作者: 久保保久
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/23
- メディア: コミック
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悪魔を使役して事件を解決する「悪魔探偵」のアクタベさんにこき使われるアザゼルさん。その探偵事務所で助手として働くサクマさんですが、アザゼルさんと契約させられてしまい、受難の日々が始まるのでした。主にアザゼルさんの。
「豚足」を生け贄に召還されるアザゼルさん。しまいには「ザクの足」で魔界から呼び出されてしまうアザゼルさん。「淫奔」の能力を操り、スケベオヤジのごときセクハラをサクマさんにかますブサイクな犬みたいな姿をしたアザゼルさん。
悪魔なのにマヌケでショボいアゼザルさんを恐怖で従わせるアクタベさん。
彼にひたすらヒドい扱いを受けるアザゼルさんが哀れであり大変に愉快であります。
最初の頃はウブで甘ちゃんだったサクマさんも、話が進むにつれてすっかりスレてしまって立派な悪魔遣いに。セクハラを受けて赤面していたのも今や昔、顔色一つ変えずアザゼルさんを肉片にするまでに。どんどん女を捨てたキャラになっております。
そんな風になってもまだ懲りないアザゼルさんのバカさ加減がまたステキ。
アザゼルさんのお友達・スカトロなベルゼブブともども悪魔なのにあふれ出る小物感がたまりません。アザゼルさんらが自業自得で非道い目に遭う姿が何とも愉快で大いに笑わせていただきました。バカバカしくてオススメです。