「ヤングキングアワーズ」08年6月号

YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2008年 06月号 [雑誌]

水上悟志「惑星のさみだれ」第37話：勇者 日下部太朗

　巻頭カラーで王道の幼なじみラブコメ展開をやってくれた日下部と宙野。ああ、青春まっただ中だなあ！　というところで9体目の泥人形が出現。戦力を二分され苦戦する中で日下部と宙野は――
　前半の青春こっぱずかしい話から一転、ショッキングな展開に。全く以て油断ならない作品であります……。

大石まさる「月刊サチサチ」

　今月はなんと7本立て。友達のホタルさんと過ごすエピソードを描いております。友人と過ごす一時の高揚と、それが去ったあとの寂寥。広々とした世界の中でのびのびと生きることをエンジョイしている幸子さんがステキ。

石黒正数「それでも町は廻っている」第40話：フリーマーケットで歩鳥とキス

　フリーマーケットでお好み焼きを売ってシーサイドの宣伝をするいつものメンバー。タッツンのメイド効果で評判は上々、一方、歩鳥が自分で出したスペースは真田に任せきりで……色々と可哀想過ぎる真田に合掌。ジジババにモテる歩鳥、というのが歩鳥のキャラを端的に表しておりましたとさ。

高内優向「遊星からの少女α」（読み切り）

　10年前、幼なじみの少女と遭難し、少女は生死不明で自分だけが助かった少年。時は経ち、彼のクラスに転入生としてその幼なじみの少女がやって来る。あまりにも変わっていない彼女に対して不信感を持った少年は――
　ポップで可愛らしい絵柄でテンポ良く進むお話。ちょっといい話とギャグの割合も良い塩梅です。少女の正体もグロくてキュートでとってもステキ。
また次の登場が楽しみ。