「コミックリュウ」08年7月号

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2008年 07月号 [雑誌]

坂木原レム「フルイドラット」File.1：Don't Trust Over Thirty

　街に流れる「ネズミオンナ」の噂を追うフリーライター サイネンと、彼の前に現れた東北弁の少女 ミズキ。何者かに追われている彼女、実は――
　「モンスターキネマトグラフ」の作者の新連載、今度はネズミへの変身モノ。ヒロインは妙齢のお嬢さんということで、サービスシーンなどもあって「モンスター〜」より画的に華やかな感じ。功名心の強いスレた主人公と、ワケアリで純朴なヒロインの組み合わせ、ヒロインにまつわる謎と面白くなりそうで今作も非常に期待しております。

東冬「嵐の花 叢の歌」第三話

　密度の濃い画と魅力的な設定、非常に面白くなりそうなんですが、現段階では大きな設定の断片が次々と提示されていて、メインのストーリーがどこにあるのかちょっと分かりづらい感じもします。月刊だと前月の細かいところを忘れてしまうので、単行本でまとめて読みかえしてきちんと理解したいな、と。

いけ「ねこむすめ道草日記」第2話：猫の手貸して道草

　ねこむすめの黒菜は可愛らしいのう……ぺたんこなのに胸元が危ういのが何だかエロっちいのう……特に今回は色々とエロっちいのう……。
　で、今回は人間との距離の取り方について考える黒菜のお話。なんだかんだアリながら、やっぱり人間と関わっていたい黒菜なのでありました。やっぱり画がいいですわね、この作品は。