「ヤングキングアワーズ」08年10月号

YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2008年 10月号 [雑誌]

YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2008年 10月号 [雑誌]

長谷川哲也「ナポレオン 獅子の時代

 巻頭カラーで男の乳首&乳毛。全く以て男らしい、いや男臭いとしか言いようがありません。そして法家主義者的言を投げつけながらステキ装備でオージュローと一騎打ちをするカルノーがカッコ良すぎます。「わしは学者だっ」というセリフの有無を言わさない感がすげえです。物語が新局面に入る度にインパクト満点の人物達が出てきますなあ。

水上悟志惑星のさみだれ」第41話:騎士 宙野花子(後編)

 9つ眼戦決着。花子の繰り出した技の名前に今までの全てが詰まっておりましょう。ノイの言葉を借りるままでもなく、戦いの後にみんなの目から溢れ出した涙が、太朗という人物が騎士団の中でどういう人間だったかを雄弁に語っております。

石黒正数それでも町は廻っている」#44:大嵐の夜に

 台風が来たので紺先輩をボロアパートから嵐山家へご招待、というお話。台風が来ている微妙なワクワク感と先輩と歩鳥の仲の良さが楽しげに。横になりながらの二人のじゃれあいは遠慮無い仲であるなあ、と微笑ましくなりました。オチもまた微笑ましい。

平野耕太HELLSING」第94話:Oblivion

 一夜限りの狂乱の舞台、終幕。次々と役者達は退場し、残った者達も舞台を去りました。退場者達の遺品の数々が、色々在りすぎた濃い時間を思い出させて感慨深い。次回いよいよ最終回。