「チャンピオンRED」08年12月号
チャンピオン RED (レッド) 2008年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2008/10/18
- メディア: 雑誌
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カミムラ晋作/藤見泰高「ベクター・ケースファイル」ACT.22:鬼火の夜
稲穂の子供時代のエピソード。ユスリカを思い遣るとはなんとまあ優しいお子様であります。しかし、まさか稲穂が生きた虫が苦手な子供だったとは思わなんだ。そして扉絵でしっかり幼稲穂を脱がすサービス精神に安心。
木々津克久「フランケン・ふらん」Ep.20:THE FINAL MOVIE
映画撮影中、志半ばにして逝った女優の遺志を承けたふらん。「CGも役者も映画の中での価値は同じ」という本質を見極めつつ、採った手段が実にらしくて素敵。やー、しかしラストで監督だけじゃなくスタッフ全員がああなってしまったということは――いやあ、病んでる現場ですなあ。
山本賢治/服部三枝「お姉チャンバラ紅」新連載
ビキニ姿のお姉ちゃんが日本刀でひたすらゾンビを切りまくっていくという、今のREDに不足気味になっているモツ分を補給していくであろう実に「らしい」作品。いや、他の雑誌にモツ分などという成分は存在しないのですが。しかしまあ「ゾンビ砲」「クラスターゾンビ弾」というセンスに感動しました。
浜田ヒロノブ「パペットパニック」(読切)
憧れの先輩を想う演劇部の女の子がパペットになっちゃった、というお話。可愛らしい絵柄で、可愛らしい恋のお話として進んでいるはずなのにフィストファックとかさらりとおかしいです。新人賞受賞作家ということで、これから普通にかわいい方向に進化するのか、それともRED的な異形の進化をとげるのか、非常に気になります。
高遠るい「ミカるんX」第壱拾肆話:進化とえち鉄
すげー、ミカさんスゲー。言葉の意味はよく分からんがとにかく凄いことをやってのけて次元すら超越してしまったミカさんとるんな。そして新フォーム。その新フォームでも福井全開なるんながいやまあなんともファニーで素敵。四次元の視覚を「漫画だから」であっさり片付けたのがまた愉快なような残念なような。