「コミックリュウ」08年12月号
月刊 COMIC (コミック) リュウ 2008年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/10/18
- メディア: 雑誌
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いけ「ねこむすめ道草日記」第7話:ごちゃまぜで道草
以前にも登場していたくも女郎さんですが、そのキャラがだいぶ強烈に立ってまいりました。ちょっと病的で危なげで楽しいですな。そして黒菜は黒菜で男の子とイイ感じに。
黒菜と河童意外にもはっきりと物語を動かすキャラが出来てきてお話の彩りが豊かになってきた感じであります。
安彦良和「麗島夢譚」
何ヶ月ぶりの掲載でありましょうか。前話がどういうヒキだったかあんまり覚えておりませんが。
三浦按針の息子とか宮本武蔵の設定とか、歴史の隙間を縫う物語、というよりは時代設定を借りた活劇、といった趣になっていきそう。――しかし、このペースでしっかり完結するのかしら。
安永航一郎「青空に遠く酒浸り」
火星人刑事! まさか平成の世に火星人刑事が再臨するとは……。いやもうこれだけでお腹いっぱいです。
釣巻和「くおんの森」八頁目:古書のかみさま
夜の古書祭りとはなんとまあ魅力的な。行ってみたいなあ、こういうのが本当にあるのならば。世界観とこの画が大変に雰囲気がありますなあ。「かみさま」が解き放たれるシーンの流れがリズミカルで素敵。
横尾公敏「ロボット残党兵」第七話:位牌島編?
ソ連侵攻の「ロンギヌスの槍作戦」とか、拠点奪還の揚陸作戦とか、触手を持ったアメリカの巨大兵器とかシビれる微妙な泥臭さと格好良さ。そして何やら覚醒しつつある三船さんとか中島さんの不敵な笑みとか、謎を孕んだままの激戦開始さてどうなる、と色々気になります。
坂木原レム「フルイドラット」File.6:Promise
世間知らずなミズキさんは相変わらず可愛らしく、アルミさんとマネージャーさんの絆は固く、でもそこに静かに確実に忍び寄るNECoの手。ミズキさんとサイネンがいい感じに接近しているだけ、アルミさんの方も絆が深いだけに怖いなあ、と。
つばな「第七女子会彷徨」6:食べたつもりガムdayeat
カレーとか牛丼とか、噛むだけでその食品を食べたつもりになれるガムでダイエットに挑戦! いつしか食べたつもりで絶食になってしまっているというある意味ヤバいドラッグ並のガムを使って実にユニークな女の子達のやりとりが。やつれていく子の言動がヤバくて愉快であります。いいなあ、このすっとぼけた味わい。